虐待かなと思ったら… 189 虐待かなと思ったら… 189

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【2022年度 ポスターコンテスト結果発表】

2022.08.11活動報告

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子ども虐待防止オレンジリボン運動「公式ポスターデザインコンテスト2022」に多数のご応募を頂きまして誠にありがとうございました。

今年度も幅広い層の方々から、一般部門とユース部門、あわせて484点(一般:373点、ユース:111点)の作品が寄せられました。
どの作品も作者の想いや願いが込められた素晴らしい作品ばかりで、子ども虐待防止への意識が高まっていると感じられます。

今年度の受賞作品について発表いたします。

審査員による厳選なる選考会において、各賞が決定しました。
一般部門
・最優秀賞1名
・優秀賞1名
・オレンジリボンサポーター賞1名・・・最終選考作品の中からサポーターによるWEB投票にて決定

ユース部門(中学生以下)
・ユース最優秀賞1名
・ユース優秀賞2名

また、自治体・共催企業・団体様による厳選なる審査の下、
・企業・団体賞9名が決定しました。

なお、このコンテストは、主旨にご賛同いただいた支援企業・団体の皆様と共催し、実施しております。
受賞されましたポスター作品は各企業・団体様オリジナルのオレンジリボン啓発ポスターとして、幅広く活用されます。

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表彰式の様子

表彰式での受賞者へのインタビュー等の様子についてはコチラよりご覧ください。

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<審査員による審査>

駿河台大学 メディア情報学部 教授 城井 光広 氏
株式会社電通 BXCC ARデザイナー 道寄 浩美 氏
全国児童養護施設協議会 会長 桑原 教修 氏
読売新聞東京本社 社会保障部 部長 小林 篤子 氏
児童虐待防止全国ネットワーク 理事長 吉田 恒雄
  約2万5000名のサポーター

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柿沼 しおり 様
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虐待は閉鎖された家庭で起き、「このまま何も変わらない」と絶望しながら加速していきます。「誰かとつながれば、今よりよくなる」希望を持って助けを求めて欲しいので、繋がった根と繁っていく若葉をモチーフにしました。


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この度は素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。自分が虐待を疑う場面に遭遇した時、子育てに苦しんでいる時、「誰かとつながればうまくいく、今より絶対よくなる」と勇気を出して外部に助けを求められるようにありたいです。このポスターを通して誰かが189に電話をかけるお手伝いができれば、本当に嬉しいです。

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シンプルかつ目をひくデザインで、「つながる」ことの大切さを、抽象的でありながら本質的に訴えている点が高く評価されました。地域で親子を見守り、悩む親は相談窓口に足を運び、虐待に気付いた周囲はSOSを発する。―幾重にも「つながる」ことで、虐待を防ぎたいという思いがよく伝わってきます。緑の葉が伸びていくところも、親子が共に成長するイメージで良かったと思います。

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北村 友莉 様

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街が一丸となって支えあいながら、一人ひとりの子どもたちが成長できる環境にしていく」というコンセプトをもとにしたデザインです。

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今年度、このような素晴らしい賞に選んでいただき誠にありがとうございます。
この作品は一人一人の子どもたちを社会や人とのつながりにより守っていく姿を表現しました。これからも子どもたちの個性を尊重しつつお互いを思い合いながら成長していくことを願っています。


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子育てを親だけが担うのではなく、地域全体で支えあうというオレンジリボン運動の考え方に共鳴していただいた作品だと思います。こうして、地域の人たちが手をつなぎ、子どもたちの明るい未来が実現することを願っています。

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前嶋 裕志 様
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情緒に訴えていては手遅れにという事例も数多く目に触れるようになり、エモーショナルな表現でなく、ラショナルに行動できるよう伝えられる表現を模索いたしました。火を見たら躊躇なく119番するように、兆候を見たら189番する。「火の用心」と訴えているだけでは守れる命を救えない。そんな思いとセンセーショナルな直接的な表現は避けたいという思いが「ピクトの子ども」を生みました。少しでも兆候が見えたら「光の当たっている部分」みんなでかかわりを持って、ひとりでも多くの命と心を救える一助になればとの思いを込めました。


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まずは、候補に選定いただいた審査員の皆様と投票いただきましたサポーターの皆様に厚く御礼申し上げます。
「心を痛める」ニュースに毎日のように接します。冷静に考えると虐待はゼロにならないのかなとの思いに至りますが、「心を痛める」ニュースを少しづつでも減らしていくことはできるということを、オレンジリボンの運動から知りました。
ネガティブな表現にならないよう努め、情緒に訴えず、シンプルにメッセージが伝えられることを念頭にデザインいたしました。


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子ども形のピクトグラムをベースにコントラストのある形が目に飛び込んできました。よく観ると明るい方から3本、暗い方から1本腕が伸びており、このラショナルで具象的ではない表現に感心しました。コピーなどの情報も整理されており、専門的なデザインでたいへん優秀な作品です。


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<ユース最優秀賞>

 
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古谷 小想 様
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虐待を受けている子供達は人それぞれですが、どんな救いを求めているのか、と考えた時に、ただ衣食住を与えて欲しいわけではなく、救いの言葉や『愛』を求めているのではないか、と想像しました。また、虐待されている子供達を救うのは、勇気が要ることです。しかし、誰かがその子を救わなければ、その子はこの先も苦しい思いをするかもしれない。だから『国境なく誰かを救ってほしい』という思いから救いの手の肌の色は色々な国籍の人達をイメージしてみました。

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この度はユース最優秀賞に選んで頂きありがとうございます。
私は以前、虐待を受けている児童や学生のニュースなどを聞いたりした時、私を支えてくれる人達がいる事の大切さを知りました。
自分が抱えているものを誰かに打ち明けるのはとても難しい事ですが、ちょっとずつでも相談できる人が増える事を心から願っています。

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傷を負った女の子が上手に描けているのが目に入って来ました。
周りの人たちが助けようとしていて痛々しいですね。子どもにSOS発信を促す作品としてよくまとまったポスターだと思います。デジタル時代ですが、滲みやぼかしの効果から手描き表現の良さが出ています。完成度も高いポスター作品です。

<ユース優秀賞>

 
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田中 結奈 様
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全ての家族が笑顔の絶えない家族であるようにと願いながらこのポスターを描きました。
虐待をする人に対して、あなたの手は子どもを傷つけるためにあるのではなく、守るためにあるのだと伝えたい。

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この度は、ユース優秀賞に選んでいただきありがとうございます。
最近は虐待による悲しい事件をニュースで見かけることが多いです。今回このポスターを描くことで、虐待について深く考えるようになりました。子どもが虐待を受けて苦しんでいるという現実にとても心が痛みます。私のポスターを見て、誰もが持っている優しい気持ちを思い出して、少しでも多くの人が幸せになれることを願っています。


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幼い子どもが大人と手をつなぎ、笑顔で見上げている構図には、愛と信頼が満ちています。「子どもを傷つけないで」と直接的に言うのではなく、「その手は、子どもを守るためにある」と逆説的に描いたことで、見た人が「本当にそうだよね」と頷ける、とても効果的なメッセージになったと思います。

<ユース優秀賞>

 
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小林 靖典 様
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家の人がぼうりょくする家があるなら、ぜったいにやめたほうがいい。ほかの大人や189がかいけつしてくれるとおもうから、ゆうきをだしてでんわをかけてほしいと思う。

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とてもすばらしい賞をありがとうございます。
ポスターを描きながらオレンジリボンについて学んで、世の中にはぎゃくたいで多くの子どもが苦しんでいると知りました。なので小さな子にもわかるように189がたすけてくれるイメージの絵を描きました。
ポスターを見た子どもや大人が189やオレンジリボン運動を知ってそうだんしたりたすけられるといいなと思いました。

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オレンジリボンマン(勝手にお名前つけてます、すみません!)は、お子さんにとってかわいくて心強いヒーロー。一方、自分はそんなヒーローのような大人になれているか?も同時に考えさせてくれます。キャッチコピー「あなたのゆうきがおやこをすくう」この素晴らしい言葉を実現できる社会でありたいし、いつか作者様が大人になられた時、オレンジリボンマンがたくさんいる社会になっているよう、私たちが今できることは何か?を考えさせてくれる。そんな素晴らしい作品です。

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<東京都福祉保健局長賞>

 
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赤岩 有希 様

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私自身も三姉妹の母で、子どもたちの虐待のニュースなどを目にすると信じられなくてとても悲しいです。ただ、子育てが大変なのも事実。環境も様々。お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんの苦しみもどうにか軽くできないのか...やっぱり地域のみーんなで一緒に子育てができたらいいのになぁと日々思っています。子どもたちの笑顔をまもりたい!そんな気持ちを込めて描きました。


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この度は、素晴らしい賞をいただきありがとうございます。
私自身、娘の学校のPTA役員に携わり、仕事でも児童支援の方々とお話しする機会があり児童虐待については思ったよりもずっと身近であることを痛感しました。
しかしながら、中々簡単に話せることでもなく色々な思いが交錯して今回のポスターを描きました。
子供達を守ることは当然なのですが、なかなか周りに頼る環境もなくそうなってしまっているご両親にも手を差し伸べたい。そんな気持ちがこもった作品になります。
このポスターを見て、みんなで見守って助けてあげよう、頼ってもいいんだよ、というあたたかいメッセージが伝わり少しでも虐待が減っていくことを心から願っております。

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やわらかい子どもの笑顔とオレンジのあたたかい色づかいが印象的な作品です。
また、「みんなで守りたい 子どもの今と未来」というメッセージやあたたかい笑顔のイラストは、「子どもの未来を守る」という児童相談所の活動内容や東京都が掲げている「未来の東京」戦略にある「子供目線に立って、全ての子供の笑顔を育むチルドレンファーストの政策」とも重なる点があります。
本ポスターが、子どもの今と未来にわたる笑顔を守ることにつながってほしいとの願いを込めて、本作品を選びました。

<株式会社アイビー化粧品賞>

 
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上村 朔 様

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子供を大切に、幸せにしてほしいという願いを込めて作りました。オレンジリボンのオレンジを背景に取り入れお母さんと子供が抱き合っている温かみのあるイラストを描きました。ポップな感じのイラストと温かい感じを表現するために薄いオレンジの丸を家族の周りにおいて幸せな空間の雰囲気が出るようにしました。このポスターを見て、虐待のない、苦しい子供がいない良い世の中になってほしいです。      


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この度は、素晴しい賞をお選びいただき誠にありがとうございます。
制作にあたり、親の愛情を受けれていない子供たちに少しでも幸せになってほしいという思いを込めて
この作品を描きました。苦しんでいる子供を見かけたら、勇気をもって助けてあげてほしいです。
児童虐待がこのポスターで少しでもなくなる事を願っています。


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子どもを包み込むように抱きしめるお母さんと、幸せそうな子供の笑顔。柔らかな曲線で構成された構図がオレンジ色の暖かな色調とマッチして、優しい印象の作品です。
虐待に苦しむ子どもがいない幸せな世の中に対する作者の強い思いを、画面の中の幸せそうな親子の姿を通して共有できたらと思い、選ばせて頂きました。

<公益財団法人SBI子ども希望財団賞>

 
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北村 友莉 様

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優秀賞とのダブル受賞のため割愛させていただきます。

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優秀賞とのダブル受賞のため割愛させていただきます。


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オレンジを基調とした背景に生き生きと、楽しそうに、表情豊かな子どもたちが描かれていて、本来の子どもたちの姿や子ども一人一人の個性が浮き出ていると思います。
「つないでいこう子どもたちのみらいを」というキャッチコピーもまさに大人たち全員がもっとも大事にしなければならないテーマだと思います。子どもたちの未来や夢を応援する当財団の思いと一致しています。

<株式会社コミットコーポレーション賞>

 
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田部 明子 様

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虐待の当事者である親も子も、自分から「助けて」の通告ができにくいという現状の中で、周りにいる人の気付きや通告がいかに大切かを、オレンジリボンをモチーフに表現しました。通告とオレンジリボン運動が多くの親と子の未来をつなげて欲しいという願いを込めました。


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この度は素晴らしい賞をいただき、本当にありがとうございます。
長い時間悩んで最後の最後に"降りてきた"デザイン案だったので、感激もひとしおです。
オレンジリボン運動がきっかけとなり、多くの人の小さな気づきが、虐待に苦しむ親と子の救いになることを願っています。


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虐待の疑いを電話することをためらう方は多いと思います。虐待は周りから気付きにくいからこそ、不確定な要素があったとしてもまずは誰かが電話することが大切だと思います。「・・・かもしれない」というフレーズに対して「でもいいんです。その親、その子が心配なら。」というアンサーがあることで、電話するハードルを少しでも下げることができるのではないかと感じました。また、リボンの中の親子の表情を見ても、怖いお母さんと悲しい子どもではなくどちらからも辛い表情が伝わってくることから、虐待は子どもだけが辛いのではなく親も同じように辛い思いをしているということがしっかりと伝わってきます。

<株式会社GSクラフト賞>

 
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山脇 かおり 様

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「通告に迷う人」に向けて作成しました。 通告したことにより、何らかの報復や気まずい思いになることを考えて躊躇してほしくない。匿名であること、通告が支援に繋がるという文章をメインにしました。「あなたの思いやりが、小さな笑顔を守るかもしれない」という意味を込めて、笑顔の子供にオレンジのリボンが巻かれたぬいぐるみを手渡す大人の手を描きました。


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この度は素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。
子供の虐待防止のための仕組みがあるのは知っていても「通報者の匿名性は守られる」「誤通報であっても罰則はない」という点は意外と世の中に知られていないのではないか、そこを広めたいと考え、メインメッセージとして使用しました。
ぬいぐるみを差し出す大人の手と、それを受け取る子供に、「守りたい気持ちを持つ人」と「守られるべき人」、「それを繋ぐオレンジリボン」の意味合いを込めました。


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笑顔の女の子と、これから一緒に過ごすであろうクマのぬいぐるみの嬉しそうな表情が、とても温かい第一印象を受けました。ぬいぐるみ製作会社として、ポジティブで優しいイメージの強調と、何よりも「子供が笑顔でいる」ことのメッセージ性に惹かれます。
ダイヤル案内に関する文言も丁寧で読みやすく、真摯な姿勢を感じ選定させて頂きました。

<全国遊技機商業協同組合連合会賞>

 
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光田 淑江 様

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子ども虐待は誰にとっても他人事ではない、ということを知って欲しくて制作しました。 「自分には関係ない」で済ませず、助けを求めている子どもを救える可能性が自分にもあること、そして「みんな」の中にはこれを見ている自分も含まれることを感じてもらえたらと思います。


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この度は素晴らしい賞に選んでいただき本当にありがとうございました。
このポスターを制作してからこうして賞をいただくまでの間にも、子ども虐待による悲しいニュースが流れました。
ポスターを目にしていただくことで、親と子だけでなく、周りにいる人全員が虐待防止の当事者であり、
行動によって助かる命があるかもしれないことを今一度考えるきっかけにつながれば幸いです。

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子供が言葉で意思を伝えられない思いが、表情と涙に表現されており、虐待被害からの救いを求められていることが、はっきりと伝わり、このポスターを掲示することで、オレンジリボン運動に少しでも関心を寄せてもらい、広く周知を行える作品である。

<大和商事株式会社賞>

 
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横村 貴之 様

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子供たちの虐待を防ぐためには、個人だけではなく地域での関心や見守りが必要だと考えます。そのため、地域全体がオレンジリボン運動に協力していって欲しいという想いをデザインで表現しました。


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この度はこのような素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。
『子供たちを虐待から守る』というのは、個々人の活動でなく社会的な課題であるという思いから応募しました。
少人数がどれだけ頑張っても見られる子供の数には限界があります。
大人は子供の数倍はいるのですから、誰もが子供の異変に気づき優しい社会を目指して欲しいです。

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地域全体で関心や見守りが必要だという作者の制作意図に賛同でき,それが大変分かりやすくインパクト強く表現され、通行量が多い弊社本社内の掲示場所に最適だと思います。



<日本労働組合総連合会賞>

 
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伊藤 和代 様

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自分が生きているのは、親をはじめ、さまざまな人に守られてきたから。    いま、子どもたちを守り、未来へつなげていくことが私たちの使命です。
些細なことでも「守る」行動をつなげていくことで、大きな問題になる前に防げることを想像してもらえたらと思います。

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この度は「日本労働組合総連合会賞」にお選びいただき、誠にありがとうございます。
オレンジリボンがつないできた活動がこれからも広くつながっていき、虐待のない社会となることを祈っております。


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守られて育ち、そして守る立場になるという"守りの循環"を、リボンを使ってうまく表現しており、虐待防止を自分事として捉えることができる。また、リボンのオレンジ地に白抜きで載せたキャッチコピーの視認性が高く、リボンの動きを表現しつつも、始まりから終わりまでの情報の流れもわかりやすい。

<東日本遊技機商業協同組合賞>

 
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宮内 悠衣 様

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虐待を受けている子どもたちはSOSのサインを出す術を知りません。 周りの人たちがいち早く気付けるように、という思いを込め、意思疎通を図る手段である言葉ではなく一本のリボンを伝って複雑なSOSを発している子どもを描きました。

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この度は素晴らしい賞に選んでいただき、大変嬉しく思います。
このポスターを制作するにあたり、児童虐待の現状について改めて実感すると共に、オレンジリボン運動がどのようなものかを知ることが出来ました。
この作品を見て、より多くの人々が身近にいる子どもたちを気にかけ、虐待に苦しんでいる子どもが1人でも多く救われるよう願っております。改めて、オレンジリボン運動に微力ながらお力添えでき、誠に光栄です。


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シンプルでメッセージ性が強い。子供の目が大きく引き込まれる印象と189の文字が大きく何を意味するのか?見た者のインパクトが強く感じる作品。

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駿河台大学 メディア情報学部
教授 城井光広

今回、審査に参加させていただき、アイデアとポスターの完成度が上がり、たくさんの情報を入れ込んでまとめる力に感心しながら一点ずつ観てまいりました。街角や室内に貼られたポスターが目立って、また沢山のポスターの中でも目立つ作品をと考えて選考に入りました。虐待の当事者の苦しみ、社会の目、子育て支援の目、様々な視点で審査委員の方々と意見を交わしながら徐々に絞っていきました。写真やイラストの素材、メインのコピー、189やオレンジリボン運動などの詳細情報など、そのバランスも確認していきました。改めて虐待防止にむけた応募者の方々の熱意に敬意を表します。

株式会社電通
道寄浩美

どの作品も表現の質が高く大変に驚きました。
皆さんがこの社会課題に対して真摯に向かい合って考え抜かれた様子が1枚1枚から伝わってまいります。私は今回、作品を選ばせて頂くにあたり、
・ひとりのクリエイターの視点からポスターが正しく機能しているか。
・ひとりの母親の視点から「自分ならなにができるか」への気付きを与えられるか
という視点で選ばせていただきました。しかし実際拝見した作品の数々には、単に「子供の救い」にとどまらず、「親子の成長そのものを願う」作品や「社会が親子を守ってくれるものにもっと成長するべき」のような作品も数多くみられ、新鮮なアイデアでありながらも問題解決の本質をあたたかく包み込んでくれているものになっていることが、大変に心強く感じました。

読売新聞社東京本社社会保障部
部長 小林篤子

オレンジ色を基調に、優しいまなざしの作品が多数寄せられました。キャッチコピーもよく練られていて、多くの学びと気づきがありました。どの作品もレベルが高く、選ぶのがとても難しかったです。子どもを守るだけでなく、孤立する親も見守ろう、という制作者の意識がよく現れていて、虐待防止を他人事でなく、自分ごととして捉えていることが伺えました。将来、親になる若い世代の人たちからの応募が多かったことも嬉しい驚きで、頼もしく思いました。

児童虐待防止全国ネットワーク
理事長 吉田恒雄

今年度は募集期間を延長したこともあって、例年以上に優れた作品が数多く寄せられました。デザインはもちろんですが、キャッチコピーも「悲惨な虐待」や「虐待行為の残虐性」を前面に押し出した作品は影を潜め、「オレンジリボン運動」の趣旨である「一人ひとりができることをして子ども虐待のない社会をめざそう」とのメッセージが的確に表現され、審査員の心に響きました。
これからも「子どもと子育てにやさしい社会が子ども虐待のない社会につながる」との願いを込めて、皆さんと一緒にオレンジリボン運動を進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

東京都 様

オレンジリボンのポスターとして、どこからみてもメッセージが真っ直ぐ心に飛び込んでくる魅力的な作品です。
この社会問題に私たちが心の温かさで応えていけたらいいという意図も存分に発信されています。キャッチコピーもすっと共感を起こせており誰もが掲載したくなる魅力に溢れている作品かと思います。

株式会社アイビー化粧品 様

応募作品から児童虐待防止に対する制作者の方々の真剣な思いが伝わって来て、その熱意に圧倒されます。年齢層も幅広く、多くの方が当事者意識を持って児童虐待という問題に取り組んでいるのを感じます。一企業としてその活動の一端に関わらせて頂けることを誠に光栄に思っております。
今回選ばせて頂いた作品からは、抱き合う親子の姿が印象的で親子の幸せを守りたいという優しい気持ちと、そのためには児童虐待の問題に社会全体で取り組んでいかなければいけないというメッセージが伝わってきます。ポスターを掲示することで作者の思いを広め、少しでも多くの方に児童虐待問題に関心をもって頂くきっかけになれたらと思います。

公益財団法人SBI子ども希望財団 様

年々回を重ねるごとに応募作品全体にポスターのフレーズから児童虐待への理解の高まりを感じると同時にデザイン性と画力のレベルが上がっているように感じています。そうした中で今回も大変素晴らしい作品が多く、選考には苦労いたしました。「189」のダイヤルを強調し、速やかな通報を促す作品、子どもたちの未来や命の大切さを訴える作品と様々な角度から描かれた作品の中から、結果的には当財団がテーマに掲げる内容との親和性の高いものを選出させていただきました。

株式会社コミットコーポレーション 様

コロナ禍の影響で今年度は募集期間の延長を行ったこともあり、全体を通して、キャッチコピーやデザイン共によく考えられた作品が多かったように感じました。

株式会社GSクラフト 様

各企業・団体で選定した作品が重複する作品がいくつかあり、求めてられているポスターのイメージや雰囲気は似通っているように感じました。
弊社でも明るいイメージの作品を選定させて頂いたことからも活動を通して明るい未来をコロナ禍の今、誰もが羨望しているのではと勝手ながら考察しております。
今後も、ポスター掲載、配布、オレンジリボン月間を通じて子供たち、親御さん、地域の方が寄り添いあえる街づくりに尽力していけますと幸いです。

全国遊技機商業協同組合連合会 様

毎年、ポスターコンテストへ協賛をさせて頂いており、年々、作者の方の意図や感性の表現がレベルアップしており、より社会へ訴えかける作品が数多くなっていると感じております。
今回は、一人の子供にクローズアップしている描写の作品が多く、子供の笑顔や優しい表情は、穏やかに過ごせる環境を望んでいる思いが伝わります。また、家庭内で起こることの多い児童虐待を受けた子供たちが、言葉では伝えられない心の想いや、SOSのシグナルを、作者が表情やキャッチコピーに描いている作品が多数あったと感じました。

大和商事株式会社 様

応募数の減少はコロナの影響かは明確ではありませんが、期限を延ばした事が結果的に中身の濃い作品が増えたのではないかと思います。
弊社が選ばせていただいた作品は今まで余り見かけなかったアプローチでぱっと見のインパクトは大きく、掲示場所の前を通る人々には最高にアピール出来る作品だと思います。このコンテストが10年以上も続けていてまだまだ新しく斬新な作品が出てくることに、今後のオレンジリボン運動の啓発活動にも更なる可能性を感じます。

日本労働組合総連合会 様

日本労働組合総連合会(連合)は今回で13回目の共催となります。今回も「児童虐待をなくしたい」「児童虐待を自分事としてとらえてほしい」というメッセージ性豊かな素晴らしい作品が多く、選考に大変苦労しました。イラスト、コピーともにインパクトのある作品を選出できたと思います。
連合は児童虐待の防止を含め、子ども・子育てを社会全体で支える仕組みの実現に向けて取り組んでおり、「オレンジリボン公式ポスターコンテスト2022」特別賞として選ばせていただいた作品を通じ、労働組合の組合員をはじめ、多くの方に向け児童虐待防止を一層喚起していきたいと思います。

東日本遊技機商業協同組合 様

今回はコロナ禍にもかかわらず沢山の作品が寄せられ、オレンジリボン運動への関心の高さと虐待のない社会に向けた取組みが浸透していることが強く感じることが出来ました。また今回もハイレベルな作品が集まり、選考にはとても苦慮しましたが、私どもの作品賞として絞ることが出来ました。
私どもの組合では、普段からオレンジリボンバッジを着用して活動を展開しております。また、パチンコ店駐車場での幼児置き去りという痛ましい事故をゼロにしていくため、ポスターという媒体を有効に活用してこれからもオレンジリボン運動の浸透、そして子供の虐待ゼロに向け、取り組んでまいりたいと思います。
今回のポスターコンテストに作品を応募されました皆様に心より敬意を表し、感謝を申し上げますとともに、入賞された皆様の栄誉を称えます。入賞された皆様、おめでとうございます。

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