虐待かなと思ったら… 189 虐待かなと思ったら… 189

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【2017年度 公式ポスターコンテスト 結果発表】

2017.07.03活動報告

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子ども虐待防止オレンジリボン運動「公式ポスターコンテスト2017」に多数のご応募を頂きまして誠にありがとうございました。
今年度も幅広い層の方々から、一般部門とユース部門、あわせて300点を超える作品が寄せられました。

審査員による厳選なる選考会によって選ばれた最終選考作品の中から、オレンジリボンサポーターによる投票によって、
 ・最優秀賞1点
 ・優秀賞2点
 ・ユース賞1点
が決定しました!

また、自治体・共催企業・団体様による厳選なる審査の下、
 ・特別賞2点(東京都福祉保健局長賞、足立区長賞)
 ・
企業・団体賞9点
が決定しました。

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授賞式の様子(6/25)

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<審査員による審査>

東京芸術大学 教授 松下 計 氏
全国児童養護施設協議会 会長 藤野興一 氏
読売新聞東京本社 社会保障部 部長 猪熊律子 氏
児童虐待防止全国ネットワーク 理事長 吉田恒雄
児童虐待防止全国ネットワーク 理事 高祖常子

<最終選考>
12,000名のサポーター

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東京都江東区
田村貞夫 様
 
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・虐待かなと思ったら通報することの大切さ
・通報は匿名でできること
・通報番号が全国共通番号 189(イチハヤク)であること


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今回はお選びいただき誠にありがとうございます。虐待による死亡事例は年間に50件を超え、1週間に1人の子どもが命を奪われています。私のポスターが多少なりとも皆様方のオレンジリボン運動の広がりにつながるとともに、子ども虐待に関して一般の方の意識を高め、防止の一助となれば幸甚に存じます。

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シンプルでメッセージが過不足なく伝わってきます。一目で何のポスターかがわかり、文字の大きさ、バランスが良いです。

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岡山県岡山市
佐々木 誠 様

 
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子育てについて、解決するのではなく寄り添う気持ちを育むことが非常に大切になってくると思います。
虐待は傷ましいことですが、誰かに話しをするだけで気持ちが落ち着くこともあると思います。
赤ちゃんがお母さんに寄り添う写真を使用して、社会の担う役割を感じてもらえるよう仕上げました。


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この度はこのような素晴らしい賞をいただきまして誠にありがとうございます。
子育てについて誰にも相談できず一人で抱え込んでしまい、気づかぬうちに虐待
にむかってしまう。そんな悲しい思いをしている親子の助けになれば嬉しいかぎりです。


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子ども支援のメッセージ性と189の番号が、シンプルにかつ力強く描かれていて、見た目にも迫力があり、印象的であります。

 
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神奈川県横浜市
遠藤 万由 様
 
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辛い思いをしていても、自分から助けを呼べない子供達。
だから、見ている側(=私たち)がしっかりと見て、気づいて、行動しなければならないと感じました。
その軸を元にオレンジリボンという『眼鏡』を通して、子供達の表情の裏側の辛さや悲しさに気づいて欲しいという思いをこめてイラストを制作し、そうして行動して子供達の救世主となって欲しいという思いをコピーに詰めました。


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この度はお選び頂き、ありがとうございます。
児童虐待問題が自分と遠いと思っている、そんな方に、貴方だからこそ気づける違和感・外に知らせる事が出来る力がある、という事を知って欲しいと思い製作しました。
第三者との繋がりや周りの方との交流が子供達を守るいう事が広まっていき、また、この運動が苦しむ親子の支援となる事を祈っております。


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メッセージは、シリアスですが、描かれているイラストの色の彩度が高く、画質も明るく、そのギャップがとても効果的であります。また、力強いイラスト表現がよりメッセージ性を際立たせています。


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東京都足立区
菊池 陽来 様
 
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子どもの辛い心の中を雨で表現し、「心の雨に傘をどうぞ」という救いの手をさしのべるキャッチコピーを入れました。このポスターを見て一人でも多くの子どもが救われるといいなという願いを込めて制作しました。

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この度は、すばらしい賞をいただき、大変嬉しく思います。
このポスターを見て、今傷ついている親子が、1人でも多く救われることを願っています。


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つらい心を雨で表現していて、やさしい心を傘で表現しています。つらいけれど、ちょっとあたたかな気持ちになれる作品だと思いました。



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<東京都福祉保健局長賞>

 
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東京都墨田区
伊東詩織 様
 
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オレンジリボンの活動を知った時、マークのリボンが苦しんでる子どもたちにとっての光のように感じました。
傷ついて壊れそうな子どもたちの心を、リボンで優しくつつんであげる。そしてリボンは決して他の誰かじゃなく、私たちの手で救える運動なんだということを知ってもらいたい。そんな思いを込めて作成しました。


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この度は素晴らしい賞に選んでいただき、誠に有難うございます。
ポスターを制作するにあたって虐待の実態を目の当たりにし、通報することの大切さを本当に感じました。私自身も疑問に思ったときは、189への連絡を実践していこうと思います。ポスターを通して多くの人にオレンジリボン運動の活動が伝わり、一人でも多くの人の助けになることを願っています。


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あたたかみのある色使いや、優しく子どもをリボンで守るイラスト、「虐待のない社会へ あなたが行動することで助かる命があります」の前向きなメッセージが「被害を防止することで子どもの未来を守る」という児童相談所の活動内容と重なりあうことから選定いたしました。

<足立区長賞>

 
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京都府京都市
鈴木勝也 様
 
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大人が虐待し、大人が助ける。虐待って、いつも泣くのは子どもです。
まず、大人に189など記憶していただくために、どうデザインをしようかと考えました。
結果的に虐待が虐待とわかるポスターを意識し、絵本みたいな可愛い絵、可愛い写真ではなく、
きちんと問題定義をしたポスターにしたいと思い、このデザインにしました。


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この度はとても意味のある<足立区長賞>をいただきありがとうございます。
選考理由を近藤やよい区長よりうかがったときに、意図していたことが伝わっいて、
「虐待が虐待とわかり、絵本みたいな可愛い絵、可愛い写真ではなく、きちんとした問題定義をしていることを受け止めた」
とおっしゃってくださり、とても感動いたしました。デザイナーとしてありがたいことです。
この度は本当にありがとうございました。


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「あの子を助けて下さい」と大人がストレートに発信する勇気を持つ必要があることを児童の痛々しい表情から訴えている作品でした。

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<アイビー化粧品賞>

 
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三重県松坂市
舩木晶帆 様

 
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こどもも大人も、みんな大切な命です。児童虐待をなくすために、誰にでもできることがあると知ってもらいたく制作しました。こどもたちは自分の苦しみや痛みを表現できません。周りの大人がこどもたちの小さな異変や助けを求めるサインに気付き、いち早く相談することが必要です。ポスターを目にした人が、自分の周りの状況を再確認するきっかけになればいいなと思います。一人でも多くのこどもたちが笑顔で過ごせますように。

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この度は、アイビー化粧品賞に選んでいただき誠にありがとうございます。
1人でも多くの子供たちが、笑顔で毎日を過ごしてほしいと願っています。


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明るく、柔らかな雰囲気のデザインで、全国に掲示するポスターとしてふさわしいと思います。
また、作者の方の思いに共感したところも選定の理由です。

<SBI子ども希望財団賞>

 
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北海道札幌市
伊藤史織 様

 
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子どもたち自身で助けを求めることが難しい状況にあることを伝え、周りの人の通報が子どもを救う重要なきっかけとなることを理解してもらう内容とすることで、多くの人に通報する勇気を持ってもらいたいと思い制作しました。

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この度はこのような素晴らしい賞にご選出いただきありがとうございます。ポスターの制作を通して、私自身もこどもの虐待やオレンジリボンの活動について学ぶことができました。このポスターをきっかけとして、より多くの人にこどもの虐待について関心を持ってもらうことができればと思います。

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ひとりでは、生きてゆく事ができない、か弱い子どもと,愛らしい子どものイラストが、印象的です。無限の可能性をもつ子どもたちを守っていかなければという気持ちになります。

<コミットコーポレーション賞>

 
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茨城県取手市
中村明日子 様

 
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子育てが孤育てとも言われ、虐待件数も増えてきている昨今、子育ては親だけでできるものではなく、地域の気づきやサポートが不可欠であると訴求したいと思いました。  虐待に気づいたらすぐに「189」に簡単に通報ができるということを認知してもらえるように、スマホを読み手が持っている目線で描きました。

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このたびはコミットコーポレーション賞を頂き光栄です。私の住んでいる市でも数年前に虐待による痛ましい事件があったことを知り、改めて虐待防止、虐待から子どもを救うことに寄与できたらと思いました。子どもたちが温かな環境でのびのびと育ちますように願っております。

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子育てが「孤育て」と言われる様に閉ざされた環境の中で起こりやすい虐待を、「独り」ではなく家族、地域などのサポートの中で防ぐというイメージが一目で分かるイラストです。「おや?」から連想する「もしかして?」という気持ちと「おや?」から連想する「親心」を見事にかけたキャッチフレーズから強い訴求力を感じました。

<GSクラフト賞>

 
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東京都豊島区
白鳥萌伊 様

 
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自分では気づけないことは沢山あると思います。虐待もその一つ、日常の中で積みかさなりいつのまにか壊れてしまうのは大人も子供も同じです。車のタイヤが落ちてしまったけれど、母親がぎゅっと抱きしめてくれた、今回は声をかけてもらえた、周りの人のおかげで変わることが出来て救われた親子の絵を描きました。

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今回はこのような素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。今回のポスター制作にあたり、私自身がオレンジリボンについて知るきっかけとなりました。世界中の苦しんでいる子供たちが幸せになれるよう願っております。

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可愛いイラストの中に、辛さ、せつなさなどの多くの感情が感じ取れる作品です。「きづいてくれてありがとう」のキャッチコピーは、親に対しても、周囲のひとに対しても受け止められるものです。弊社の企業理念である感謝、ありがとうに共感するところもあり、選考しました。

<全国遊技機商業協同組合連合会賞>

 
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神奈川県平塚市
南波友実 様

 
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「おかしいな」と少しでも感じたらその手をさしのべる。
小さな行動が子ども達にとっては将来への希望につながるのではと思い、オレンジリボンから助ける手を伸ばしてみました。
オレンジリボンは愛情に溢れていてそこから伸びる手は愛情の固まりです。


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この度はすばらしい賞をいただき誠にありがとうございます。
多くの人が子ども達を見守る社会になり、
子どもの様子にいち早く気づき、手を差し伸べていけるようになればと
願っています。


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リボンの中から出てきている小さな手が救いを求めている感じが良く表現されていて、表題のあなたの優しさとハートの絵柄が手に近づいて今まさに掴むところが良く描かれていると思い、感動の作品と評価いたしました。

<大和商事賞>

 
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大阪府東大阪市
高岡亜加根 様

 
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周りの人間が子どもの小さなSOSに気づき、通報してほしい。
「虐待」というストレートな言葉をメインコピーに入れ、パッと見てすぐに伝わる分かりやすさを目指しました。
リボンのSOSと子どもの泣き顔をシンプルに配置し、オレンジリボン運動の認知度を高められるように工夫しました。


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この度は賞をいただき有り難うございます。
児童虐待のニュースを見るたび胸が痛み、自分に何か出来る事がないか考えていました。
虐待がなくなる事を心から願っております。


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「SOS」「虐待」というキャッチコピーとインパクトのある色彩で子ども虐待防止のポスターとして、とてもわかり易く、見る側にメッセージが伝わる作品であると思い選定しました。

<日本労働組会総連合会賞>

 
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東京都昭島市
仲子祐希 様

 
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このポスターはオレンジリボン運動によって救われた子供たちを描き、「オレンジリボン運動」があること、その活動によって救われる子供たちがいるということを表現し、このポスターを見てくれた方に子供虐待という問題について関心を持ってもらいたいという願いを込めて制作しました。


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この度は素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。私自身今回ポスターを制作する上で子ども虐待の厳しい現実をあらためて認識させられました。オレンジリボン運動がたくさんの人に認知され、この運動をキッカケにたくさんの子どもたちの笑顔が戻ることを願っています。

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ひとりひとりが、違ったリボンの使い方をしていることから、様々な子ども虐待のケースを表わしているように思います。ひとりでも多くの笑顔を増やせるよう選定いたしました。

<フィリップモリス ジャパン賞>

 
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岐阜県大垣市
西脇佑一郎 様

 
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児童虐待を無くすには、まず近所や周りの大人達の気付きから始まると思い、 子どもの心の悲しみを雨に見立て、その雨を晴らす役割の大人達をてるてる坊主に見立て、 デザインを構成しました。


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この度は、「フィリップモリスジャパン賞」という素晴らしい賞をいただき誠にありがとうございます。このポスターが少しでもオレンジリボンの活動のお役に立てれば幸いです。オレンジリボンの活動を通して多くの子ども達が笑顔になれることを心から願っております。

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フィリップモリスジャパンのオレンジリボン運動のテーマである「社会全体で子どもを守る」というコンセプトにあった作品です。

<ペレ・グレイス株式会社賞>

 
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徳島県徳島市
勝野友理 様

 
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子ども虐待防止という暗いイメージになりがちですが、明るくほのぼのしたイメージを大切に表現しました。デザインもあえてシンプルで分かりやすいものにしてそのイメージが伝わりやすくなるように考えました。世の中から子どもの虐待がなくなり、みんなが幸せに暮らせる日が来ることを祈っています。

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この度はすばらしい賞をいただき,ありがとうございました。
私自身,今回のポスター制作をするにあたりオレンジリボン運動という活動を知り,児童虐待について深く考えることができました。
この活動を通して一人でも多くの子どもたちが笑顔になれることを願っています。ありがとうございました。


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作者のメッセージにもありますように、どうしても暗くなりがちな子ども虐待というイメージを優しい雰囲気で子どもを見守る感じに描かれているところに共感し、選定しました。

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東京芸術大学 美術学部 教授
松下 計 様

何をどのように伝えれば多くの人にメッセージが伝えられるのか、その設定や方法論には実に様々な道があり、今回選考をして感じたのは、ネガティブな印象のメッセージを発して警鐘を鳴らすポスターが比較的多く感じられました。あらゆるメディアが割拠する今の世の中、もう一度ポスターで伝わるメッセージとは何なのか考えてみる事も大事な事ではないかと思いました。

全国児童養護施設協議会
会長 藤野 興一 様

力作が多く、大変迷いました。ユースの参加作品も多く、子どもたちも一生けん命に作品に挑んでいると思いました。

読売新聞社東京本社
社会保障部長 猪熊 律子 様

一般部門では、果物を使った作品が多かったのが印象的でした。深刻さを伝えるにあたり、伝え方に苦労しているように感じられました。社会で支援すべきという意識は、確実に根付いてきたように思われます。
ユース部門では、全体的に質が高いと感じました。絵柄も凝っているものが多くありました。

NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク
理事長 吉田 恒雄

今年は、「SOS」「189」のメッセージを表わす作品が多いように思いました。
気付きにくい虐待を発見し、通報先189の周知の重要性がアピールされています。ユース部門では、虐待された子どもの寂しさを表現する作品が目立ちました。昨年に比べて虐待の悲惨さよりも、子どもの気持ち、虐待の気付きへの重要性がユースの方々に認識されてきたようです。

NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク
理事 高祖 常子

子どもの気持ちや親の気持ちを代弁するようなキャッチフレーズが目にとまりました。応募理由をとても長く熱い想いを書いてくださっていた方が多く、さまざまな方がいろいろな角度から子どもを虐待から守りたいという気持ちにあふれているのを感じました。

東京都 福祉保健局 少子社会対策部

選定させていただいた作品に限らず、出展されたどの作品も作者の児童虐待防止に対する真剣さ・熱意が伝わるものであり、大変有意義なコンテストでした。

足立区 様

今回のポスターコンテストにおいても、多くの作品の応募があったことと、多くの企業・団体の方々も参加してのポスターコンテストとなっていることは、助けを求めている子どもを救おうとする社会全体の関心の高まりを感じ、心強く思いました。

株式会社アイビー化粧品

全体的に暗いトーンのデザインが多く、やはり虐待に対してのイメージが前面に出ているのだと感じます。
弊社では、明るくあたたかい雰囲気で、まずは地域社会での見守り等の取組みを呼びかけていきたいと思っておりますので、もう少しやわらかなデザインがあると良いと思います。
ユースの方の参加もさらに増えていくことを期待しております。

公益財団法人SBI子ども希望財団

ポスター全体のイラストや絵のレベルが高まっているように感じました。
「通報」は、オレンジリボンの重要なテーマではありますが、今回は少し通報を促す作品に偏っているように思いました。
児童虐待の原因は多様です。もう少し様々な視点からの作品があるとより理解が深まります。これから子どもたちの大切さや未来に向けた内容のものも期待しています。

コミットコーポレーション

今年は児童虐待通報番号の「189」を際立たせるデザイン傾向が強く 如何に「孤立」「孤育て」にならないかということを、周囲や地域に訴える内容のものが目立ちました。

株式会社GSクラフト

ビジュアルを含め、コンセプトとして児童虐待に対しての強い気持ちが伝わる作品が多く見られました。
あらためて、虐待に対する現状と問題を考えさせるものだと思いました。

全国遊技機商業協同組合連合会

予選を通過してきた128作品はどれも印象深いものでした。
今回は初めての選考会に参加させて頂き、どの作品も児童の悲しみと窮状をいかに表現しようかと努力されているのが感じられて、全作品を観て回っていると身につまされる思いになりました。
デザイン的には全体としては文字が少なく中央に何か訴える絵があるものが良い印象に感じました。また、色合いと文字が暗い色よりも明るい色の方がなぜか気持ちが伝わってきました。

大和商事株式会社

リアルでインパクトのある作品が多かったように思います。
弊社のイメージも同じ方向性にあるので、選び易かったと思いました。

フィリップ モリス ジャパン株式会社

虐待に対する関心が高まる中、ショッキングなイメージを中心としたクリエイティブな作品が多くなってきていると感じました。
10代、20代前半といった若い方からの応募も多く、色々な世代の方に関心を持っていただいていることは心強いと思います。

ペレ・グレイス株式会社

今までのオレンジリボンポスターコンテストは、虐待が実は身近に潜んでいることを知らせるようなデザインが目立っていましたが、今回は身近なものだと認識した上で、そこから一歩先の通報を促すようなデザインが増えた印象です。このことから、通報という手段が認知され、虐待の早期発見が増えるような希望が持てました。

日本労働組合総連合会 様

幅広い年代の方から応募を頂いており、その中でも10代、20代といった若い年代の方からも数多く応募いただいていることを嬉しく思います。
子ども虐待防止のためには、全ての年代の方が関心を持たなくてはなりません。今後のオレンジリボン運動のさらなる広がりを願います。

2017年
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