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11/23 第23回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会開催のご報告

2025.11.28東京都活動報告

第23回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会開催のご報告

日時:2025年11月23日(日・祝) 13時~17時
会場:銀座ブロッサム 中央会館ホール

【司会・読み上げ】松下木聖 さん
【演奏】小林洋平さん、林良さん、伊藤友馬ストリングスの皆さん
【講演】汐見稔幸さん (一社)家族・保育デザイン研究所代表理事/教育・保育評論家/東京大学名誉教授/白梅学園大学名誉学長)DSC08018.JPG

会の冒頭では、こども家庭庁支援局局長・齊藤馨様よりご挨拶をいただきました。児童虐待を防止するためには、身近な小さな気づきや支えあいの輪を広げ、地域全体で子どもを見守る環境づくりが重要であることが述べられました。そして社会全体で子ども虐待を未然に防ぎ、子どもたちが健やかに育つ社会を共に創っていくことへの決意が呼びかけられました。

第1部では、虐待により命をおとした子どもたちの名前やそこに至った要因について、厳かな雰囲気の中、読み上げられました。
そして、参加者全員で黙とうを捧げ、子どもたちの冥福を祈りました。続く演奏では、湧き上がる複雑な思いがあたたかな気持ちへとそっと変わり、子どもたちを深く想う時間となりました。DSC08029.JPG
第2部では、「子育ち・家族支援のていねいさと虐待防止」というテーマで、汐見稔幸先生にご講演いただきました。DSC08038.JPG
子育てにおける養育者の関わり方について、さまざまな事例を交えながらお話しいただきました。乳児期から子どもに共感して関わっていくことの大切さや、体験や経験を通して、子どもが養育者やまわりの環境に慣れ、育まれていく過程について、丁寧に語ってくださりました。また、現在の子育てを取り巻く課題や、これからの子育て・支援のあり方についてもお話をいただきました。

第3部 子ども虐待防止を訴える「鎮魂の行進」
本年も会場付近の出発点からスタートし、約250名の参加者とともに銀座大通りを行進しました。
参加者は、子ども虐待防止を訴えるオレンジ色のボードやのぼり旗、ルミカライトを手に、銀座を行きかう人々に向けて、子どもと子育てにやさしい社会づくりの大切さを力強く伝えました。
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昨年よりも多くの方にご来場いただき、あらためて子ども虐待防止のためにできることについて参加者の皆さまと共に考える貴重な機会となりました。

 ※会場来場者数372人